かぐらぎのBlog

月別アーカイブ: 2021年7月

実習制度否定派の方へ ②

実習生一人に対して、給与、家賃補助、組合費、その他・・。
以前にも書かせて頂きましたが、大卒未経験者を雇い入れる方が
遥かに費用は少なくすみます。それなのに多くの企業が実習生制度を
活用しています。そして一度実習生制度を活用した企業はそのほとんどが
毎年外国人の受け入れを行うようになります。
わざわざ日本人より高い費用を使って。
何故だかわかりますか?
彼らはすぐには辞めないからです。
実習生制度を活用している大半の企業の方は、安い労働力を求めている訳ではなく、
辞めずに続けてくれる労働力を求めているのです。
実習生制度を否定されるのであれば是非代案を頂きたいものです。
貴方は給与さえ良ければきつくても建築業や農水産業に来てくれますか?辞めませんか?
建築業や農水産業は世の中に必要ないものなのですか?
誰がするのですか?

実習制度否定派の方へ ①

来日する外国人増加と共に外国人による犯罪も増えてきました。
その度にネット上で議論される実習制度。
私はもう少し、この制度の必要性を理解して頂きたいと思っております。
まず、誤解されているのが最低賃金で奴隷のように働かせてるというイメージ。
逆に聞きたいです。高卒初任給で、最低賃金+いくら程の給料がもらえていますか?
俗に言うサービス残業はありませんか?
実習生を迎える際、居住スペースのサイズや家賃の上限などが定められています。
フィリピン人の場合、一人当たりの居住スペースはトイレや風呂、
キッチンを除いて最低3畳です。
家賃の個人負担上限は15,000円です。そんな物件、都心部にありますか?
それ以上にかかる費用は全て企業負担です。労働条件も日本人と全く変わりません。
労働時間、有給、残業など、全て労働基準で定められたものです。
そしてそれらの条件を毎年、契約書で交わします。
給料も制度上は最低賃金で雇い入れることが可能なだけで、それでは実習生の
モチベーションが上がらないでしょうから、大抵の企業は最低賃金+αで
雇い入れていると思います。
実習生は最低賃金で休みなく、朝から晩まで働かせる事が出来ると思っている人は
大間違いです。
それはただのブラック企業です。日本人にも同じことをしているでしょう。