私がフィリピンへ初めて行ったのは約5年ほど前になります。
当時はドゥテルテ政権の麻薬対策真直中で、正直治安に不安を抱えながらでした。
空港からガイドの車で首都マニラへ近づくにつれ、たくさんの高層ビル群が
見えてきます。「あれ?想像してたよりも、全然都会やん。むしろ凄いな。」
マニラにあるホテルへ向かう車中の窓から見た風景は、
まさに大都会へと向かっていく感じでした。
が、すぐに最初の衝撃がやってきました。
マニラ名物『渋滞』 それも本当に動かない。そもそも車線が意味を成していない。
車線は3本、しかし車は4、5台??列になっていないのでもうぐちゃぐちゃ。
その上、信号がある交差点が少ないので、交差点ではいったもん勝ち。
渋滞で動かない時には物売りが車へとやってきて、バナナ(すごい量)やバッグ、財布、
100均で見かけるようなおもちゃ等々、とにかくひっきりなしにやってくる。
私はドン引きした。「こんなもん、誰が買うねん」
道端にはゴミが散らばっており、路上生活者もそこかしこに見受けられる。
少し歩けば裸足の幼子がお金をくれと集まり、物売りが物を買ってくれとやってくる。
本当にスムーズに歩くのが難しいくらいに・・・
そう、上を向けば高層ビルが立ち並ぶ大都会、しかし目線を下げれば
そこはトタン屋根と路上生活者。カオス状態。
「このアンバランスさはいったいなんなんや?」
「こりゃやっぱり治安は悪そうや。とゆうか、悪い!気をつけなあかん」
この国からの実習生を採用していいものなのかと不安になっていました。
ホテルの部屋から撮った景色
ホテルのエントランス前から撮った景色