月別アーカイブ: 2020年8月

暑い中、ボード面へのパテ処理です。
塗ってはペーパー、塗ってはペーパーの繰り返しですが、仕上がりに
直結する大事な作業なので、根気よく丁寧にがんばってください。୧(・⌔・)୨

例えば掃除を指示する。テキパキ、さっさと掃除に取り掛かり
「終わりました！」と報告に来ます。
でも、よくありがちな入隅や隙間が全く掃除出来ていないパターン。
他にも、日本人特有の几帳面さなどは当然ながら持ち合わせていません。
気にならないから、気付けないのです。
なので、指示する際には「こうゆう隅もこうやって掃除するんやで」と
より細かい指示が必要です。
日本人の「それくらい言わんでもわかるやろ」は通用しないです。
外国人からすると、どうでも良さそうな事が気になる、気づく、
悪く言えば神経質なこだわり。そして、逆にそれに対応するためのこだわり。
これが日本人の気質であり
そして、このこだわりこそが Made in japan なのだと感じました。

彼らに指示し「わかったか？」と尋ねると、ほとんど「わかりました。」と答える。
が、すぐに間違った事をしている時がある。要するにわかっていなかったのです。
新しく来た実習生はだいたいこのパターンなので
まずここでかみなりを落とされています。しかし、これを繰り返す。
「これ、出来るか？」も「はい。出来ます。」で、出来なかったりする。
そもそも、日本人が出来ると答える場合、自分が出来る自信がないと出来ると言わない。
彼らは1回やった事がある、もしくは、やった事がなくても多分出来るだろうで
出来ると答える。
最初はイライラしたものですが、今になってきてその理由がぼんやり見えてきた気がします。
フィリピンでの雇用は、ほとんどが半年程の契約です。しかも保障なんてなにもありません。
日本人は採用して、育てて企業の戦力にしていくとゆう長期的な計画の元、採用するという
考えが多いと思いますが
海外ではその人の能力に賃金を払う、という考えのような気がします。
なので「わかりません。」「できません。」では、そもそもまず雇用してもらえないのです。
私は今では、彼らの「出来ます。」「わかります。」はウソではなく、やる気の表れだと
受け取るようにしています。
ただし、後確認は必要ですが（笑）