フィリピンでは、困っている人がいたら皆で助け合うという素晴らしい文化があるそうです。
家族みんなで助け合い、一つ屋根の下で暮らす。誰かが困っている時には
お金や手を差し出す・・・。私のモノはあなたのモノ。
初めて聞いた時には、素晴らしい文化だと思ったのですが、
よくよく深く知っていくと??が出てきます。(笑)
助けられる人は助けられっぱなし。大した努力もせず、助けを求める、ねだる。
3年の実習期間が終了し、一時帰国した(2年の契約延長をしたので、日本に戻ってくる)
当社の実習生から帰国1か月後には、こんな電話がかかってきました。
実習生「社長、いつ日本に帰れますか?もう早く日本に帰りたいです。」
_私_「お前、まだ帰国して1ヶ月やん。まだ確定してないけれど、組合から3か月か
____4か月て言われてたやん。」
実習生「はい。でも、フィリピンにいたらお金が無くなります。」
私はすぐに彼の現状が理解できました。
日本帰りの彼は、フィリピンの友人からすれば、お金持ちになって帰ってきた人間なのです。
3年ぶりの再会でもあるので帰国後、毎夜毎夜飲みに誘われるのです。
もちろん、ある人がない人を助けるので彼は・・・(笑)
助け合うというと聞こえがいいですが、実際はタカリのような状態です。
数か月後、無事に戻ってきた彼はこう言いました。
「やっと帰ってこれました。日本でよりも、フィリピンでの方がお金を使いました。
_もうフィリピンに戻りたくありません。」
ここまでの文章でお気づきでしょうか?
フィリピン人の彼が、日本に「帰り」たいと言い、フィリピンに「戻り」たくないと
言っている事に。