彼らに指示し「わかったか?」と尋ねると、ほとんど「わかりました。」と答える。
が、すぐに間違った事をしている時がある。要するにわかっていなかったのです。
新しく来た実習生はだいたいこのパターンなので
まずここでかみなりを落とされています。しかし、これを繰り返す。
「これ、出来るか?」も「はい。出来ます。」で、出来なかったりする。
そもそも、日本人が出来ると答える場合、自分が出来る自信がないと出来ると言わない。
彼らは1回やった事がある、もしくは、やった事がなくても多分出来るだろうで
出来ると答える。
最初はイライラしたものですが、今になってきてその理由がぼんやり見えてきた気がします。
フィリピンでの雇用は、ほとんどが半年程の契約です。しかも保障なんてなにもありません。
日本人は採用して、育てて企業の戦力にしていくとゆう長期的な計画の元、採用するという
考えが多いと思いますが
海外ではその人の能力に賃金を払う、という考えのような気がします。
なので「わかりません。」「できません。」では、そもそもまず雇用してもらえないのです。
私は今では、彼らの「出来ます。」「わかります。」はウソではなく、やる気の表れだと
受け取るようにしています。
ただし、後確認は必要ですが(笑)